【11月16日 AFP】タイのタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相が経済顧問として隣国カンボジアを訪問したことに反発して、バンコク(Bangkok)中心部で15日夜、反タクシン派市民団体「民主市民連合(People's Alliance for DemocracyPAD)」が大規模な抗議集会を開いた。警察によると集会には約2万人が参加した。

 集会の最中、オートバイに乗った2人の男が爆発物を投げ込み、PADによると子ども2人を含む12人が負傷したが、爆発後も集会は続行された。現在、警察が捜査を行っている。

 黄色いシャツをシンボルとするPADは、カンボジアがタクシン氏を経済顧問に任命し、前週の4日間の訪問の際にタイ側の身柄引き渡し要請を拒否したことに抗議。また、タクシン氏がインタビューでタイ王室改革を主張したことについても批判した。(c)AFP/Thanaporn Promyamyai