【11月12日 AFP】第1次世界大戦(1914~18年)休戦記念日の11日、数百万人の犠牲者を追悼する式典が世界各地で開かれた。フランス・パリ(Paris)ではフランスとドイツが初の共同式典を開催した。

 フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領とドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は、パリの凱旋門にある無名戦士の墓に火をともし、両国は2度と戦争をしないことを誓った。

 ドイツ首脳がパリの休戦記念式典に出席するのは初めて。両国のかつてない緊密な協調関係を示しているとみられる。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は米国での式典で、「理想を信じて戦ったこの若い国の勇気ある大勢の男女」を称賛すると述べた。

 ロンドン(London)では、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が、増え続けているアフガニスタンで犠牲となった兵士たちを含め、戦死者への追悼を率いた。ただ、第1次世界大戦の最後の退役軍人たちは公式式典に出席しなかった。(c)AFP