【10月26日 AFP】活発な政治活動で知られる米俳優ショーン・ペン(Sean Penn)さんが24日、キューバに向けて米ラスベガス(Las Vegas)を出発した。目的はフィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長へのインタビューだという。米芸能サイトTMZが25日報じた。

 TMZによると、ペンさんは米国でバラク・オバマ(Barack Obama)政権が誕生して以来、同政権がもたらしたキューバへの影響に関する記事を、米エンターテインメント誌「ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)」に寄稿するため、ジャーナリストとして同国に向かった。キューバには、英バークレイズ(Barclays)銀行の元幹部夫人ダイアナ・ジェンキンス(Diana Jenkins)さんが同行。飛行機もジェンキンスさんが用意した自家用機だという。

 また、バークレイズの情報筋による話として、ダイアナさんがペンさんと2人でカストロ氏に会うつもりだと語っていたと報道。ペンさんの代理人も面会の可能性はあると、TMZに語っている。

 米国とキューバーは半世紀近くも断交状態が続いているが、1月に米大統領に就任して以来、オバマ氏はキューバへの渡航や送金規制を介助するなど、キューバとの緊張緩和に向けた動きをみせている。(c)AFP