【10月26日 AFP】国際原子力機関(International Atomic Energy AgencyIAEA)は25日、イラン国内2か所目のウラン濃縮施設の査察を開始した。この施設が平和目的のものかどうかを確認する。

 IAEAの査察官4人は、25日朝に首都テヘラン(Tehran)に到着し、イラン中部コム(Qom)近郊の山中にある軍事施設に隣接する建設中の施設に移動した。

 イランのメヘル(Mehr)通信によると、IAEAの査察チームは、3日間の滞在中に数回の立ち入り調査を行うとみられている。

 イランは前月21日に同施設の存在をIAEAに通告したが、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領がイランは核開発計画について明らかにしなければ「さらなる圧力」にさらされると警告するなど、世界中から激しい反発を受けた。(c)AFP/Farhad Pouladi