【10月24日 AFP】ドイツで24日、ベトナム出身の外科医が保健相に指名され、同国初の非欧州系の閣僚が誕生した。

 アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が保健相に起用したのは、フィリップ・レスラー(Philipp Rosler)ニーダーザクセン州経済相(36)。ベトナムで生まれ、生後9か月でドイツ人夫婦の養子となった。

 レスラー氏は最近、ドイツ誌「シュテルン(Stern)」の取材を受け、子どものころにいじめられたかとの質問に対し、「そういう経験は無かった。なぜならアジア人は全員カラテの達人だとみんな思っているからね」とジョークで応酬してみせていた。(c)AFP