【10月24日 AFP】(写真追加)鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相は24日、タイのフアヒン(Hua Hin)で開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会合で、東アジアは世界をリードすることを目指すべきだと述べ、東アジア共同体構想の推進を呼びかけた。

 鳩山首相は、日本、中国、韓国、ASEAN加盟10か国、インド、オーストラリア、ニュージーランドを含む、欧州連合(European UnionEU)のような共同体の構想を長期的な目標として提唱しているが、このすべての国の首脳が現在フアヒンに集結している。

 鳩山首相は、ASEAN加盟10か国との首脳会合で「開放され、透明性があり、包括的な」協力関係を求めていると述べた。児玉和夫(Kazuo Kodama)外務報道官が午前の会合終了後に語った。

 児玉報道官によると、鳩山首相は、域内連携について、貿易や投資、海事などを含むべきであると述べ、また、東アジアに対して米国が関与を継続することの重要性を強調したという。児玉報道官は、アジア共同体は長期的な目標なので加盟国について議論するのは時期尚早だと付け加えた。(c)AFP