イランのウラン再加工で合意草案を提示、23日回答へ IAEA
このニュースをシェア
【10月22日 AFP】国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)は21日、イランの低濃縮ウランを国外で再濃縮する計画について、合意草案をイラン、露、米、仏の各国に提示した。モハメド・エルバラダイ(Mohamed ElBaradei)事務局長が発表した。各国が23日までに受け入れれば、イラン核問題をめぐる緊張が著しく緩和する。
エルバラダイ事務局長は草案の詳細については明かさなかったが、外交筋によると、イランが貯蔵する低濃縮ウランの大半に相当する1200キロについて、ロシアとフランスで再加工することを求める内容を含むという。
ただ、これまでイランは、いかなる合意にもフランスが関わることは望まないとの姿勢を明確にしており、エルバラダイ事務局長も今回のウィーンでの3日間の協議でイラン側がこの点に合意したかどうかは明らかにしていない。
一方、米政府は合意を歓迎。ロバート・ギブス(Robert Gibbs)米大統領報道官は、「イランが国際社会に対し意思を示す重要な一歩になる」との考えを示した。また、フランス政府も草案支持を表明した。(c)AFP
エルバラダイ事務局長は草案の詳細については明かさなかったが、外交筋によると、イランが貯蔵する低濃縮ウランの大半に相当する1200キロについて、ロシアとフランスで再加工することを求める内容を含むという。
ただ、これまでイランは、いかなる合意にもフランスが関わることは望まないとの姿勢を明確にしており、エルバラダイ事務局長も今回のウィーンでの3日間の協議でイラン側がこの点に合意したかどうかは明らかにしていない。
一方、米政府は合意を歓迎。ロバート・ギブス(Robert Gibbs)米大統領報道官は、「イランが国際社会に対し意思を示す重要な一歩になる」との考えを示した。また、フランス政府も草案支持を表明した。(c)AFP