【10月12日 AFP】ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領の夫人、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さんが前週立ち上げたばかりのウェブサイトに登場したゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相夫人、サラ・ブラウン(Sarah Brown)さんの似顔絵について、当のサラさん本人が戸惑い気味の反応をみせた。

 カーラさんのウェブサイトにはネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元南アフリカ大統領からオバマ米大統領夫妻まで、世界の著名人の顔を描いた線画イラストが掲載されている。しかし、英首相夫人サラさんの似顔絵は「実物のほうがいい」「全然似ていない」と評判が悪い。

 サラさん自身も「カーラ・ブルーニ・サルコジさんのウェブサイトは好きだが、自分の似顔絵にはちょっと戸惑った」と、マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」で感想を述べた。

 その後、サラさんは「いい意味で少々驚きましたが、とても素敵だと思う」というコメントを寄せた。英政府周辺によると、この追伸は、夫のブラウン氏や首相府に促されたわけではなく、「ツイッター」のユーザーのコメントに返事をしただけだという。

 カーラさんのサイトのギャラリーにある絵の多くはフランス人アーティスト、アリス・ドシュレット(Alice Dechelette)さんの手によるもののようだ。ボブ・ディラン(Bob Dylan)やロックバンドU2のボノ(Bono)、ボブ・ゲルドフ(Bob Geldof)といった大物ミュージシャンの似顔絵も並んでいる。

 しかし、英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)はサラ首相夫人のイラストは「ほんの少しでさえ似ているところがない。眉がほとんど抜けてしまって、今すぐ歯医者と美容室に行く必要があるような絵だ」と酷評しまくった。(c)AFP

【参考】カーラ・ブルーニ仏大統領夫人HPのギャラリーコーナー