【10月10日 AFP】キューバのフィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長は10日、米国のバラク・オバマ(Barack Obam)大統領がノーベル平和賞を受賞したことを評価した。

 カストロ前議長はキューバ共産党機関紙に投稿した論評のなかで、「この組織(ノーベル賞委員会)の決定にいつも同意するわけではないが、今回の決定は前向きな一歩だとわたしも認める」と記した。

 さらに世界の多くの人がオバマ大統領の受賞は時期尚早だと感じたが、と前置きし、「しかしこの決定が意味するのは、1人の米国大統領の受賞ということだけではない。今回の授賞には、歴代の米国大統領たちが追求してきたジェノサイドの政治に対する批判をみることができる」と続けた。(c)AFP