ポーランド、11日にリスボン条約批准へ 残るはチェコのみに
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【10月8日 AFP】欧州連合(EU)の新基本条約「リスボン条約(Lisbon Treaty)」への署名を拒否してきたポーランドのレフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)大統領が、11日に署名する意向であることを、同国高官が8日明らかにした。同条約の発効にはEU全加盟国の批准を必要とされるが、ポーランドの批准が完了すれば同条約に署名していない国はチェコだけとなる。
カチンスキ大統領は11日夜にバチカンから帰国次第、条約に署名する予定だと、大統領側近のアレクサンデル・シュチグウォ(Aleksander Szczyglo)元国防相が現地テレビ局TVN24に語った。
一方EU加盟国で唯一未批准となるチェコのバツラフ・クラウス(Vaclav Klaus)大統領は前週、自国の憲法裁判所から、同裁判所がチェコの憲法に対するリスボン条約の合憲性を判断するまで、条約への署名を見合わせるよう命じられた。違憲審査は同国の上院議員らが請求したもので、3週間以内に最終的な裁定の日程が判明する見込みだ。(c)AFP
カチンスキ大統領は11日夜にバチカンから帰国次第、条約に署名する予定だと、大統領側近のアレクサンデル・シュチグウォ(Aleksander Szczyglo)元国防相が現地テレビ局TVN24に語った。
一方EU加盟国で唯一未批准となるチェコのバツラフ・クラウス(Vaclav Klaus)大統領は前週、自国の憲法裁判所から、同裁判所がチェコの憲法に対するリスボン条約の合憲性を判断するまで、条約への署名を見合わせるよう命じられた。違憲審査は同国の上院議員らが請求したもので、3週間以内に最終的な裁定の日程が判明する見込みだ。(c)AFP