イラン、新たな核施設の査察を容認 今月中に再度協議
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【10月2日 AFP】イランは1日、スイスのジュネーブ(Geneva)で開かれた国連安全保障理事会(UN Security Council)常任理事国にドイツを加えた6か国との協議で、新たなウラン濃縮施設に対する国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)の査察受け入れを認めた。また、今月中に再度協議を開くことでも合意した。
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、協議について「建設的な始まりだが、イラン政府の建設的な行動が続く必要がある」と述べるとともに、イランが義務を履行せず時間稼ぎを図る場合は「より強い圧力をかける準備がある」として、追加制裁の可能性を示した。
一方、訪米中のイランのマヌチェフル・モッタキ(Manouchehr Mottaki)外相は、協議について「建設的」と評価する一方、イランにはウラン濃縮活動を行う「絶対的な」権利があると主張している。
ジュネーブの協議では、全体協議とは別に、イランの核交渉責任者、サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会(SNSC)事務局長とウィリアム・バーンズ(William Burns)米国務次官(政治担当)の個別協議も行われた。1980年に米、イラン両国が断交して以来、両国の政府高官の直接対話としては最高レベルで、こう着状態にある核問題や人権問題について話し合ったとみられる。(c)AFP/Hui Min Neo
【図解】イランの核関連施設
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、協議について「建設的な始まりだが、イラン政府の建設的な行動が続く必要がある」と述べるとともに、イランが義務を履行せず時間稼ぎを図る場合は「より強い圧力をかける準備がある」として、追加制裁の可能性を示した。
一方、訪米中のイランのマヌチェフル・モッタキ(Manouchehr Mottaki)外相は、協議について「建設的」と評価する一方、イランにはウラン濃縮活動を行う「絶対的な」権利があると主張している。
ジュネーブの協議では、全体協議とは別に、イランの核交渉責任者、サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会(SNSC)事務局長とウィリアム・バーンズ(William Burns)米国務次官(政治担当)の個別協議も行われた。1980年に米、イラン両国が断交して以来、両国の政府高官の直接対話としては最高レベルで、こう着状態にある核問題や人権問題について話し合ったとみられる。(c)AFP/Hui Min Neo
【図解】イランの核関連施設