【9月23日 AFP】岡田克也(Katsuya Okada)外相は22日(日本時間23日午前)、ニューヨーク(New York)の国連(UN)本部でイランのマヌチェフル・モッタキ(Manouchehr Mottaki)外相と会談した。日本政府関係者によると、モッタキ外相は核開発問題で協議に応じることをあらためて拒否し、米国に歩み寄りを求める姿勢を示した。

 モッタキ外相は岡田外相に、「イラン国民は対話を望んでいる。だが、われわれの(原子力平和目的利用の)権利について交渉するつもりはない」と語った。

 さらに、「バラク・オバマ(Obama)米大統領は『チェンジ』のスローガンを掲げているが、言葉だけではなく行動で示すことを期待している」と述べた。

 欧米諸国は、イランが民生用原子力開発計画の名の下に秘密裏に核兵器開発を行っていると懸念しており、米国はイランが協議に応じなければ追加制裁も辞さない構えを見せている。(c)AFP