反米チャベス大統領、オバマ大統領に対して揺れる男心
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【9月22日 AFP】南米ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領が20日、国民に対し悩める胸の内を告白した。これまで米国を厳しく糾弾してきたチャベス氏だが、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に対しては、2つの感情の間で揺れているというのだ。
毎日曜日にテレビとラジオで放送されるチャベス大統領の御用番組「こんにちは大統領」のなかで、同大統領は「オバマは大いに謎めいた男だ。ほほ笑みながら、女性の権利や社会保障問題を語り、核兵器のない世界を目指したいなどという」と語った。
一方で、オバマ氏は「帝国主義米国の大統領」であり、米国は「ホンジュラスのクーデターを背後で指揮し、麻薬撲滅対策と称してコロンビアに軍基地の設置を企んでいる国だ」とも述べ、オバマ氏の人間像を計りかねていることを打ち明けた。
チャベス大統領は、トリニダード・トバゴで4月に開かれた米州首脳会議で、初めてオバマ大統領と会っている。この時に、チャベス大統領は、中南米の植民地時代は米国など超大国による搾取の歴史であると記した本『収奪された大地-ラテンアメリカ500年(The Open Veins of Latin America)』を、オバマ大統領に贈った。
また、ニューヨーク(New York)で開かれる国連総会(UN General Assembly)への出席については、「最後に国連を訪れてから数年になるが、今年の出席については現在、考慮中だ」と語った。
チャベス大統領が2006年の国連総会で、当時のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領が演説した翌日、同じ演説台に立ち、「きのう、悪魔がここに来た。まだその臭いがする」と、ブッシュ大統領を痛烈に批判したことは有名だ。(c)AFP
毎日曜日にテレビとラジオで放送されるチャベス大統領の御用番組「こんにちは大統領」のなかで、同大統領は「オバマは大いに謎めいた男だ。ほほ笑みながら、女性の権利や社会保障問題を語り、核兵器のない世界を目指したいなどという」と語った。
一方で、オバマ氏は「帝国主義米国の大統領」であり、米国は「ホンジュラスのクーデターを背後で指揮し、麻薬撲滅対策と称してコロンビアに軍基地の設置を企んでいる国だ」とも述べ、オバマ氏の人間像を計りかねていることを打ち明けた。
チャベス大統領は、トリニダード・トバゴで4月に開かれた米州首脳会議で、初めてオバマ大統領と会っている。この時に、チャベス大統領は、中南米の植民地時代は米国など超大国による搾取の歴史であると記した本『収奪された大地-ラテンアメリカ500年(The Open Veins of Latin America)』を、オバマ大統領に贈った。
また、ニューヨーク(New York)で開かれる国連総会(UN General Assembly)への出席については、「最後に国連を訪れてから数年になるが、今年の出席については現在、考慮中だ」と語った。
チャベス大統領が2006年の国連総会で、当時のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領が演説した翌日、同じ演説台に立ち、「きのう、悪魔がここに来た。まだその臭いがする」と、ブッシュ大統領を痛烈に批判したことは有名だ。(c)AFP