【9月21日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、20日放映の米主要テレビ各局とのインタビューで、アフガニスタン情勢について、大統領選挙での不正問題に懸念を示すとともに、米軍の追加増派の決定は同国の政治情勢に左右されないと強調した。

 オバマ大統領はNBCの「ミート・ザ・プレス(Meet the Press)」で、アフガニスタン大統領選について「期待していたほど順調には行かなかった。選挙のやり方に幾つか深刻な問題がある」と指摘。

 一方で、米軍のアフガン追加増派について米ABCテレビの番組で、戦略上あらゆる方策について検討を行うつもりだと述べつつ、「特に私のような、追加増派に強い疑問を抱く人びとからは懐疑的な見方がでるだろう。その時はわれわれは米国人の生命を守るために必要なことを行う」と述べた。

 オバマ大統領はまた、東欧でのミサイル防衛(MD)計画の中止に関して、ロシア政府の「被害妄想的」な反対に対する配慮ではないかとの意見を否定し、「ロシア政府がわれわれの防衛計画を決めることはない」と強調した。(c)AFP/Stephen Collinson