【9月17日 AFP】民主党(Democratic Party of JapanDPJ)の鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相率いる新政権への移行を受け、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は16日、日米関係について、いかなる政策変更の試練にも耐えうるとの自信を示した。

 第二次世界大戦(World War II)以来日本には米軍が駐留しており、伝統的に日本は米国の最も忠実な同盟国と見なされてきたが、鳩山首相は米国との従属的な関係を改善したい方針だ。

 クリントン長官は国務省で記者会見を開き、新政権が新たな政策やアプローチをとると考えるのはごく自然なことだと述べた。

 さらに、自民党(Liberal Democratic PartyLDP)が50年にわたり政府を率いてきたこと考えると劇的な変化だとした上で、「日米関係、日米同盟の強さはいかなる政治的変化による試練にも耐えうると確信している」と述べた。

 これに先立ち、米国務省のイアン・ケリー(Ian Kelly)報道官は記者団に対し、カート・キャンベル(Kurt Campbell)国務次官補(東アジア・太平洋担当)が新政権との会談のために16日に日本に向かうと発表した。会談相手については、ケリー報道官、クリントン長官とも明らかにしていない。(c)AFP/Lachlan Carmichael