カルザイ大統領過半数、不正問題で勝利確定せず アフガン大統領選
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【9月17日 AFP】アフガニスタンの独立選挙委員会(Independent Election Commission、IEC)は16日、前月20日に投票が行われた大統領選の暫定結果(開票率100%)を発表した。ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領が得票率54.6%で当選に必要な過半数を獲得したが、不正告発問題が解決されるまで勝利は確定しない模様だ。2位のアブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相の得票率は27.8%だった。
欧州連合(EU)選挙監視団は同日、全投票数の約4分の1にあたる150万票が不正票の可能性があると指摘した。これに対しカルザイ大統領陣営は、大統領選に干渉していると強く非難している。
一方、国連(UN)が支援する不服審査委員会 (Electoral Complaints Commission、ECC)は2500投票所に対し再集計を命じた。作業は数週間かかる見通し。
不正が疑われる票の大部分はカルザイ大統領側のもので、再集計により得票率が50%を割り込めば、上位2者による決選投票が行われる。(c)AFP/Waheedullah Massoud
欧州連合(EU)選挙監視団は同日、全投票数の約4分の1にあたる150万票が不正票の可能性があると指摘した。これに対しカルザイ大統領陣営は、大統領選に干渉していると強く非難している。
一方、国連(UN)が支援する不服審査委員会 (Electoral Complaints Commission、ECC)は2500投票所に対し再集計を命じた。作業は数週間かかる見通し。
不正が疑われる票の大部分はカルザイ大統領側のもので、再集計により得票率が50%を割り込めば、上位2者による決選投票が行われる。(c)AFP/Waheedullah Massoud