【9月12日 AFP】フィリップ・クローリー(Philip Crowley)米国務次官補は11日の記者会見で、北朝鮮を6か国協議に復帰させることを目的に、米国が北朝鮮と直接対話を行う用意があることを明らかにした。

 クローリー国務次官補は、すでに中国、韓国、日本、ロシアなど同協議参加国の担当者と意見交換を済ませていることを触れた上で、「北朝鮮と直接対話を行う用意ができている」と述べた。

 対話の目的は、「協議の枠組み内で行うこと」、「北朝鮮を6か国協議に復帰させること」、そして「非核化へ確かな段階を踏ませること」であるとしている。

 米国はこれまで、北朝鮮が6か国協議へ復帰することを直接対話の条件としていた。今回の方針の変化について同国務次官補は「政策転換ではない。戦術の転換だ」と説明し、北朝鮮を6か国協議に復帰させる短期的な手段であることを強調した。(c)AFP