【9月11日 AFP】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相(72)が10日、自身を「150年来で最高のイタリア首相」と自画自賛した。サルデーニャ(Sardinia)島で開かれたスペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ(Jose Luis Rodriguez Zapatero)首相との会談後、共同記者会見で述べた。

 イタリア各紙は9日、ベルルスコーニ首相宅で開かれたパーティーに、売春婦30人を連れていったとするビジネスマンに対する検察調書の抜粋を掲載した。

 こうした一連のスキャンダルを受けて、辞任する意思はないのかと記者から質問されたベルルスコーニ首相は、「思うに、わたしはイタリア150年の憲政史上、最高の首相だ」と答え、辞任の可能性を否定。さらに「わたしは、セックスに金銭を払ったことは一度もない」との主張を繰り返した。

 ベルルスコーニ氏の計算によると、同氏の首相在任期間は2500日に達し、1945年から1953年までイタリア首相を務めたキリスト教民主党(DC)のアルチーデ・デガスペリ(Alcide De Gasperi)氏の記録を抜いたという。(c)AFP