【9月6日 AFP】訪韓中の米国のスティーブン・ボズワース(Stephen Bosworth)北朝鮮問題担当特別代表は6日、北朝鮮に対して引き続き直接対話を通じて非核化を求めていくが、それは6か国協議の枠組みのなかで行うという点で、米韓両政府が合意したと報道陣に語った。

 北朝鮮は4日、自らが5月25日に行った核実験に対する国連の厳しい制裁措置に反抗するかのように、ウラン濃縮作業が最終段階に入ったと明らかにしている。

 ボスワース代表は4日からソウル(Seoul)入りし、翌日には玄仁澤(ヒョン・インテク、Hyun In-Taek)統一相と、6か国協議の韓国首席代表である外交通商省の魏聖洛(ウィ・ソンナク、Wi Sung-Lac)朝鮮半島平和交渉本部長、6日には柳明桓(ユ・ミョンファン、Yu Myung-hwan)外交通商相と会談し、北朝鮮側に6か国協議への復帰を求めていく方法などについて話し合った。

 北朝鮮は4月のロケット打ち上げに対する国連の非難に抗議して、6か国協議からの離脱を宣言して以来、米国側に二国間直接対話を働きかけている。(c)AFP