【8月31日 AFP】東ティモールの首都ディリ(Dili)で30日、1999年に国連管理下で実施され、独立派がインドネシア併合派に勝利した住民投票から10周年を記念する式典が開かれた。

 式典でジョゼ・ラモス・ホルタ(Jose Ramos-Horta)大統領は、インドネシア軍が駐留した1975年から1999年の間に自由を求めて命を落とした人びとを追悼する言葉を述べた。

 同時にホルタ大統領は「『悲劇の章』を閉じて我々に害をなした人びとを許さなければならない」と述べ、住民投票後の混乱で約1400人が死亡したことについてインドネシア軍幹部や武装勢力の指導者の責任を問う国際法廷設置の可能性を否定した。(c)AFP