【8月31日 AFP】30日に投開票が行われた衆院選で、民主党(Democratic Party of JapanDPJ)が大勝し政権を担当することが確実になったことを受け、米ホワイトハウス(White House)は同日、次期政権との「強固な同盟関係」に期待する姿勢を示した。

 米国務省当局者は、停滞している北朝鮮問題などを含めさまざまな問題で、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領政権は次期政権との協議を速やかに行いたいとの希望をもっていると語った。

 ホワイトハウスのロバート・ギブス(Robert Gibbs)報道官も、オバマ大統領は「国際問題や地域問題、2国間問題などさまざまな問題で、日本の新首相と緊密に協力していくことを楽しみにしている」と述べた。

 一方、民主党は、より「対等な」日米関係を求めており、民主党議員の一部からは在日米軍の削減の声もあがっている。

 しかし、米大統領選でのオバマ氏の勝利をほうふつとさせる大勝利を収めた民主党の鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)代表は、地球温暖化対策などの問題で米民主党政権と共通の認識をもっている。米国務省も、日本の新政権と協力を進めていく分野の例として、気候変動問題をあげている。(c)AFP