【8月31日 AFP】第45回衆議院議員総選挙は30日、投開票が行われ、民主党(Democratic Party of JapanDPJ)が308議席を獲得する圧倒的な勝利を収め、政権交代が実現することになった。半世紀以上にわたりほぼ絶え間なく政権を維持した自民党(Liberal Democratic PartyLDP)は衆院解散時の303議席を119議席に減らす惨敗を喫した。

 民主党の鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)代表(62)が、9月14日の週に招集される特別国会で次の首相に選ばれるとみられる。

 鳩山代表は31日未明の記者会見で「勇気を持って政権交代を選んだ国民に対し、民主党の代表として心から感謝したい・・・謙虚に、いかにして国民の方向を向いた政治というものを作り上げていくかというのがすべてだ」と語った。

 麻生太郎(Taro Aso)首相は自民党総裁を辞任する意向を明らかにした。

 ホワイトハウス(White House)のロバート・ギブス(Robert Gibbs)報道官は、今回の総選挙を「世界有数の民主主義国家における歴史的な選挙」と呼び、日米の強固な同盟関係と密接なパートナーシップは今後も繁栄を続けるだろうと述べた。(c)AFP/Miwa Suzuki