壁崩壊導いた「ピクニック事件」から20年、舞台の街で記念式典
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【8月20日 AFP】「ベルリンの壁(Berlin Wall)」崩壊の引き金となった政治集会「汎ヨーロッパ・ピクニック(Pan-European Picnic)」から、19日でちょうど20年。舞台となったハンガリーの国境の街、ショプロン(Sopron)では記念式典が開かれ、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相が、旧東独市民のオーストリアへの越境を容認したハンガリーに謝意を表明した。
このピクニックは1989年8月19日、ハンガリーの民主化団体が欧州の将来を話し合う目的で行った。このとき、参加していた東独市民たちが西側への脱出をもくろみ、600人以上が鉄条網を開けてオーストリアになだれこんだ。
旧東独で育ったアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は、約200人が集まった式典で、「当時の東独政府に自由の渇望を示したすべてのハンガリー人と旧東独市民たちに感謝する」と述べた。
式典には、ハンガリーのショーヨム・ラースロー(Solyom Laszlo)大統領、オーストリアのミヒャエル・シュピンデルエッガー(Michael Spindelegger)欧州・国際関係相も出席。ベルリンの壁のかけらをはめ込んだ大理石の像の除幕式が行われた。(c)AFP/Eszter Balazs
このピクニックは1989年8月19日、ハンガリーの民主化団体が欧州の将来を話し合う目的で行った。このとき、参加していた東独市民たちが西側への脱出をもくろみ、600人以上が鉄条網を開けてオーストリアになだれこんだ。
旧東独で育ったアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は、約200人が集まった式典で、「当時の東独政府に自由の渇望を示したすべてのハンガリー人と旧東独市民たちに感謝する」と述べた。
式典には、ハンガリーのショーヨム・ラースロー(Solyom Laszlo)大統領、オーストリアのミヒャエル・シュピンデルエッガー(Michael Spindelegger)欧州・国際関係相も出席。ベルリンの壁のかけらをはめ込んだ大理石の像の除幕式が行われた。(c)AFP/Eszter Balazs