【8月15日 AFP】(写真追加)ミャンマーを訪問していたジム・ウェッブ(Jim Webb)米上院議員(民主党)は、民主化指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんを訪問して拘束され、懲役7年の実刑を言い渡されていた米国人ジョン・イエットー(John Yettaw)さんの身柄をミャンマー軍事政権から引き取り、イエットーさんとともに16日にミャンマーを出国する。ウェッブ議員の事務所が15日、発表した。

 バラク・オバマ米大統領に近いとされるウェッブ議員は、米国要人として初めて、ミャンマー軍事政権トップのタン・シュエ(Than Shwe)国家平和発展評議会(SPDC)議長と会談。また、アウン・サン・スー・チーさんとも面会した。

 ウェッブ議員の事務所は、声明で「16日朝にイエットーさんは正式に国外退去処分にされる。ウェッブ議員は、16日午後のバンコク(Bangkok)行きの軍用機でイエットーさんを連れて帰る」と述べた。イエットーさんは、スー・チーさんに会おうと湖を泳いで自宅に侵入し、その後スー・チーさんとともに起訴された。(c)AFP