【8月15日 AFP】韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領は15日、1945年に日本の植民地支配から解放されたことを祝う記念式典の演説で、北朝鮮に対し、南北間の非核化と通常兵器の削減に向けた交渉に応じるよう呼びかけた。

 李大統領は「朝鮮半島の非核化、南北両国の通常兵器の削減について論議する必要がある」と述べ、両国が武器を削減し軍隊を縮小すれば、軍事費を大幅に削減でき、その分経済発展のために投資できると訴えた。

 さらに韓国政府は対話を再開する用意があることを強調し、「あらゆる問題に関しいつでもあらゆるレベルで協力する」と語った。

 また、北朝鮮が非核化を決断するなら、韓国政府は朝鮮半島の和平に向けた新しい計画を推進し、北朝鮮の壊滅的な経済状態を回復させて生活水準を向上させる手助けをする国際的計画を実行に移す構えであることを表明した。(c)AFP