麻生首相、終戦記念日の靖国参拝見送りへ
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【8月11日 AFP】麻生太郎(Taro Aso)首相は10日の記者会見で、64回目の終戦の日にあたる15日に靖国神社(Yasukuni Shrine)を参拝しない意向を示した。首相は靖国神社について「静かに祈る場所」との認識を示し、「政治やマスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ」と語った。
首相はかねてから靖国参拝を政争の具とすべきでないとの立場を示してきたが、4月の春季例大祭で神前に供える真榊(まさかき)料を首相名で納めたことから、中国から問題視された。麻生首相は、首相就任以前には、靖国を参拝したことがある。
一方、月末の総選挙に関する多くの世論調査で自民党をリードする民主党は、政権交代が実現した際には、首相による靖国参拝は行わず、非宗教の追悼施設を建立する可能性を示唆している。(c)AFP
首相はかねてから靖国参拝を政争の具とすべきでないとの立場を示してきたが、4月の春季例大祭で神前に供える真榊(まさかき)料を首相名で納めたことから、中国から問題視された。麻生首相は、首相就任以前には、靖国を参拝したことがある。
一方、月末の総選挙に関する多くの世論調査で自民党をリードする民主党は、政権交代が実現した際には、首相による靖国参拝は行わず、非宗教の追悼施設を建立する可能性を示唆している。(c)AFP