【8月4日 AFP】パレスチナ解放機構(PLO)主流派で、マフムード・アッバス(Mahmud Abbas)パレスチナ自治政府議長の支持基盤であるファタハ(Fatah)が4日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のベツレヘム(Bethlehem)で、20年ぶりの総会を開幕した。新たに採用する政策を決定し、新指導部を選出する。

 ファタハの総会は結成された1950年代後期以来、これでわずか6回目。

 アッバス議長は、「われわれは和平を選択しているが、国際法で保証されている正当な闘争を行う権利は維持する」と述べたほか、過去のファタハが誤った点を挙げながら「(イスラエルとの)和平プロセスがこう着している理由には、人びとが受け入れないわれわれの態度や、実績のなさ、住民の感情に触れなくなっていること、自律性のなさなどもある」と述べ、こうした失敗が長く与党だったファタハが敗北した3年前の総選挙と2007年のガザ地区(Gaza Strip)からの敗走へとつながったと総括した。(c)AFP/Nasser Abu Bakr