【8月3日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師は3日、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領の2期目就任を正式に承認した。しかし、式典の最中にハメネイ師が大統領の敬意のキスを拒む場面があった。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。

 式典を取材したIRNAの記者によると、「アフマディネジャド氏は4年前と同じくハメネイ師の手にキスをしようとしたが、ハメネイ師はそれを避けた」という。そこで、「アフマディネジャド氏が肩にキスをしてもよいかと聞いたところ、ハメネイ師は微笑んで許可を与えた」と報じられた。

 テレビ映像では、アフマディネジャド大統領が頭を下げてハメネイ師の手にキスをしようとしたところ、ハメネイ師が一歩下がる様子が映されている。

 4年前の式典では、大統領はハメネイ師の左手にキスし、その瞬間の写真は各紙の一面を飾っていた。(c)AFP