【7月27日 AFP】2008年の米大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ州知事(45)が26日、辞任した。フェアバンクス(Fairbanks)で行われた州行事のピクニック会場で行った辞任演説で、ペイリン氏はメディア批判や州知事としての実績を語ったが、辞任後の活動については含みを残した。

 ペイリン氏は、任期を残しての辞任について、「アラスカ州をとても愛しているので、残りの任期が非生産的なレームダック(死に体)に陥るの回避することが使命だと考えた」と説明した。しかし、辞任後の身の振り方についての明確な言及は避けた。

 同州最年少で初の女性知事だったペイリン氏は、3日に衝撃的な辞任発表を行った。以後、辞任理由として度重なる訴訟によって家計がひっ迫していることや、異なる倫理価値観との戦いなどを挙げてきた。

 辞任後は、執筆活動や政治理念を共有する共和党候補の応援活動を行いたいとも語っている。(c)AFP/Krestia DeGeorge