【7月23日 AFP】9月に総選挙を控えるドイツでは、さまざまな世論調査が時流をとらえようと競いあっているが、有権者の性生活を支持政党ごとに調査したアンケート結果が22日、発表された。

 まず、1週間のセックスの回数で最も多かったのはリベラル派の自由民主党(FDP)の支持者で平均2.1回、最も少なかったのは社会民主党(SPD)の支持者で1.5回だった。

 しかし、SPDの支持者はポルノ映画の鑑賞では最も多く17%が鑑賞していると答えた。保守派の連立与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)の支持者は14%が鑑賞すると答え、3位だった。

 9月の選挙結果によっては、勝利政党は「誰とでも寝る」ように連立を組む可能性があるが、ドイツの有権者は「不貞」には寛容かもしれない。

 浮気をしたことがあると認めた支持者は左派と保守で拮抗しており、極左政党の支持者では55%、CDU/CSUの支持者は54%が認め、緑の党(Green Party)の支持者が51%で続いた。最も「誠実」だったのはFDPの支持者で、浮気経験ありとの回答は47%だった。

 CDU/CSUとSDPは現在連立を組んでいるが、最近の調査ではCDU/CSUがSPDを「捨て」、もっとふさわしい「ベッドパートナー」であるFDPに乗り換える、という予想が出ている。

 調査を行ったのは世論調査会社GEWISと雑誌「Cicero」で、16歳から60歳の男女1254人に聞いた。ドイツでは18歳から選挙権が与えられる。(c)AFP