【7月22日 AFP】下着1枚で米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)に立ち、観光客を楽しませてきた自称「ネイキッド・カウボーイ(Naked Cowboy、裸のカウボーイ)」のロバート・バーク(Robert Burck)さんが21日、次のニューヨーク市長選に立候補することを明らかにした。

 長髪、タトゥー姿でタイムズスクエアの名物となっているバークさんは、「より少ないものでより多くのことを成し遂げる手法を私以上に知っている人はいない。市長に選ばれればこういったことを市民と考えていきたい」と意欲を見せている。自身のウェブサイトで、22日に「仕事場」のタイムズスクエアで正式に立候補を表明すると発表している。

 カウボーイハット、ブーツ、そして「Naked Cowboy」と書かれた2枚の白い下着だけで大道芸を披露し、1日に約1000ドル(約9万円)を稼ぐが、そんなバークさんを迎え撃つのは3選を狙う現職のマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長だ。富豪でウォール街のやり手でもあり、既に数々のテレビコマーシャルを製作するなど、選挙戦に数百万ドルを費やしている。

 一方、もう1人の立候補予定者でほとんど無名の同市会計監査役、ウィリアム・トンプソン(William Thompson)氏は、アピールに苦戦している。(c)AFP