【7月21日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は、20日に放送された米ABCテレビとのインタビューで、北朝鮮の核実験やミサイル発射実験は、なんとか世界の注目を集めようとしているもので、同国は「言うことを聞かない10代の若者」みたいなものだと語った。

 クリントン氏は、米政府は北朝鮮の狙い通りにならないよう、核実験直後のような厳しい対立姿勢から通常の状態に戻したことを明らかにした。その上で、「われわれは、再び舞台の中心に上がろうとする北朝鮮に、望み通りの満足感を与えるつもりはない」と述べた。

 さらに、北朝鮮が注目を集めようをしている姿について、「小さな子どもや言うことを聞かない10代と接してきた母親としての経験」から、「注目してはいけない。その価値はない」と指摘。「北朝鮮はメッセージを送ろうと演技しているのだろうが、それらはわれわれが受け取る価値のあるメッセージではない」と強調した。

 また、「北朝鮮は米国にとって真の脅威ではない。日本や韓国が大きな懸念を抱いていることは知っているが、われわれは情報を共有しており、北朝鮮で起こっていることを理解もしている」と語った。(c)AFP