チェイニー前米副大統領、秘密テロ対策計画の隠ぺいを指示か
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【7月13日 AFP】米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙(電子版)は11日、ディック・チェイニー(Dick Cheney)前米副大統領が、中央情報局(Central Intelligence Agency、CIA)に対し、秘密テロ対策計画に関する情報を8年間にわたって米議会から隠ぺいするよう指示していたと報じた。
同紙によると、レオン・パネッタ(Leon Panetta)CIA長官はこの秘密計画の存在を初めて知った前月23日に計画の中止を決め、翌日には、上下両院の諜報委員会に対しチェイニー氏が果たした役割について非公開ブリーフィングを行ったという。
情報筋は同紙に対し、「この計画は完全には実施されていなかったうえ、行われていてしかるべきパネッタ長官への報告もなかったため、同長官が中止を決めたのは当然だった」と語った。この秘密計画の内容は明らかになっていない。
CIAが秘密計画について議会に適切で包括的な情報を提供したかどうかをめぐり、民主党と共和党の間で激しい論争になっていたが、今回の報道を受け民主党議員は権力を乱用したとしてチェイニー氏を厳しく非難し、当該計画の性質や隠ぺい工作について公聴会を開くとしている。(c)AFP
同紙によると、レオン・パネッタ(Leon Panetta)CIA長官はこの秘密計画の存在を初めて知った前月23日に計画の中止を決め、翌日には、上下両院の諜報委員会に対しチェイニー氏が果たした役割について非公開ブリーフィングを行ったという。
情報筋は同紙に対し、「この計画は完全には実施されていなかったうえ、行われていてしかるべきパネッタ長官への報告もなかったため、同長官が中止を決めたのは当然だった」と語った。この秘密計画の内容は明らかになっていない。
CIAが秘密計画について議会に適切で包括的な情報を提供したかどうかをめぐり、民主党と共和党の間で激しい論争になっていたが、今回の報道を受け民主党議員は権力を乱用したとしてチェイニー氏を厳しく非難し、当該計画の性質や隠ぺい工作について公聴会を開くとしている。(c)AFP