【7月1日 AFP】米ミネソタ(Minnesota)州最高裁は6月30日、前年11月4日に投票が行われ、議席確定が法廷に持ち込まれていた同州選出の連邦上院議員について、民主党のアル・フランケン(Al Franken)氏の勝利を正式に認定した。共和党現職のノーム・コールマン(Norm Coleman)氏は即座に敗北を宣言し、ライバルの勝利をたたえた。

 フランケン氏の勝利により、民主党は同党系無所属議員2人を合わせ、上院で安定多数の60議席を確保した。これにより、共和党の議事妨害を受けることなく採決に持ち込めることになり、重要法案を抱えるバラク・オバマ(Barack Obama)大統領には追い風となった。

 民主党は下院では安定多数を確保しており、重要法案の変更または阻止を狙う共和党にとっては大打撃となった。(c)AFP