北朝鮮のミサイル発射に懸念、ハワイの防衛強化へ 米軍
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【6月19日 AFP】ロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官は18日、「北朝鮮がハワイ(Hawaii)に向けてミサイルを発射するのではないかとの懸念を持っている」として、ハワイの防衛態勢を強化したことを明らかにした。
ゲーツ長官は記者会見で、北朝鮮のミサイル発射に備えて、弾道ミサイルを迎撃する戦域高高度地域防衛(THAAD)ミサイルとミサイル追尾レーダーをハワイに配備することを許可したと述べた。さらに、アラスカ(Alaska)州にある地上配備型迎撃ミサイルも対応可能な状態で、「米領土防衛に必要な態勢を取っている」としている。
一方、読売新聞(Yomiuri)は同日の紙面で、北朝鮮が発射準備を進めているミサイルは2段式または3段式の「テポドン2号(Taepodong 2)」で、沖縄、グアム、ハワイの3方向のいずれかに向けて発射される可能性があるとの防衛省の見解を報じた。ただ、防衛省としては沖縄とグアムに向けて発射した場合、1段目のブースターが中国領海や日本国内に落下する可能性があるため、この2方向への発射の可能性は極めて低いと分析しているという。(c)AFP
ゲーツ長官は記者会見で、北朝鮮のミサイル発射に備えて、弾道ミサイルを迎撃する戦域高高度地域防衛(THAAD)ミサイルとミサイル追尾レーダーをハワイに配備することを許可したと述べた。さらに、アラスカ(Alaska)州にある地上配備型迎撃ミサイルも対応可能な状態で、「米領土防衛に必要な態勢を取っている」としている。
一方、読売新聞(Yomiuri)は同日の紙面で、北朝鮮が発射準備を進めているミサイルは2段式または3段式の「テポドン2号(Taepodong 2)」で、沖縄、グアム、ハワイの3方向のいずれかに向けて発射される可能性があるとの防衛省の見解を報じた。ただ、防衛省としては沖縄とグアムに向けて発射した場合、1段目のブースターが中国領海や日本国内に落下する可能性があるため、この2方向への発射の可能性は極めて低いと分析しているという。(c)AFP