北朝鮮、拘束米記者が「犯罪行為を認めた」と主張
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【6月17日 AFP】北朝鮮の朝鮮労働通信(Korean Central News Agency、KCNA)は16日、前週に不法入国などの罪で労働教化刑12年の有罪判決を受けた米国人女性記者2人について、「政治的動機に基づく中傷工作」を認めたと報じた。
3月に北朝鮮に身柄を拘束されたローラ・リン(Laura Ling)記者とユナ・リー(Euna Lee)記者の審理過程が明らかにされるのは、今回が初めて。KCNAは2人が「人権問題をめぐり、反北朝鮮の中傷工作に使う映像を撮影する目的で」中朝国境を不法に越境したとし、2人とも「罪状と認め、判決を受け入れた」とした。
韓国・東国大学(Dongguk University)のキム・ヨンヒュン(Kim Yong-Hyun)教授は、審理過程の公表が米韓首脳会談の直前だったことから、北朝鮮が米国の注意を引こうとしたと分析。北朝鮮は米国に対して、政治的解決に向けた交渉開始を求めるメッセージを発していると指摘している。(c)AFP/Simon Martin
3月に北朝鮮に身柄を拘束されたローラ・リン(Laura Ling)記者とユナ・リー(Euna Lee)記者の審理過程が明らかにされるのは、今回が初めて。KCNAは2人が「人権問題をめぐり、反北朝鮮の中傷工作に使う映像を撮影する目的で」中朝国境を不法に越境したとし、2人とも「罪状と認め、判決を受け入れた」とした。
韓国・東国大学(Dongguk University)のキム・ヨンヒュン(Kim Yong-Hyun)教授は、審理過程の公表が米韓首脳会談の直前だったことから、北朝鮮が米国の注意を引こうとしたと分析。北朝鮮は米国に対して、政治的解決に向けた交渉開始を求めるメッセージを発していると指摘している。(c)AFP/Simon Martin