【6月13日 AFP】日本政府は、前月に核実験を行った北朝鮮に対する新たな経済制裁の一環として、北朝鮮への輸出を全面禁止する方針を固めた。報道各紙が13日、伝えた。

 国連安全保障理事会(UN Security Council)は12日、北朝鮮に対し核開発や弾道ミサイル開発計画の廃棄を求める制裁決議を全会一致で採択した。

 日本経済新聞(Nikkei)と東京新聞(Tokyo Shimbun)によると、日本政府は、国連決議を受けて、全品目の輸出禁止を検討している。日経新聞によると、麻生太郎(Taro Aso)内閣は、早ければ16日にもこの追加制裁を発表するという。すでに日本は、北朝鮮による1度目の核実験とミサイル発射を受けて、ぜいたく品や武器に関連した品の輸出を禁止している。

 麻生首相は、13日に声明を発表し、北朝鮮に対し国連制裁決議の採択を真剣に受け止めるよう要求した。また、麻生首相は、決議に基づいた制裁実施に向けて国際社会の協調をよびかけ、「わが国としても決議を実効あらしめるように適切な対応を早急に行う」と語った。(c)AFP