【6月12日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は11日、北朝鮮が国連安全保障理事会(UN Security Council)での追加制裁決議の採択を前に、3回目の核実験準備を進めているとの米メディア報道について、「北朝鮮が無謀で危険な行動に走ることはかねて想定している」との声明を発表した。

 国家安全保障会議(National Security CouncilNSC)のマイク・ハマー(Mike Hammer)報道官はその上で、各国が団結して制裁決議を採択すれば、北朝鮮は一層孤立を深めるだけだとの見解を示した。

 これに先だって米FOXテレビは、米中央情報局(Central Intelligence AgencyCIA)がバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に対し、北朝鮮が制裁決議採択に対抗して核実験を行う兆候があると報告したと報じた。FOXはまた、北がプルトニウム核燃料棒の再処理、弾道ミサイル「テポドン2」の発射なども計画していることをつきとめたとしている。

 一方、米CNNテレビも匿名の政府筋の話として、北朝鮮が核実験の準備を進めている「新たな兆候」があると伝えた。(c)AFP