【6月8日 AFP】海上保安庁(Japan Coast Guard)は8日、北朝鮮が今月10日から30日まで各日午前8時から午後8時まで、同国東岸部の元山(Wonsan)沖の100×263キロの範囲を航行禁止にする警報を出したことが明らかになったと発表した。北朝鮮が再びミサイル発射実験を行うのではとの懸念が高まっている。

 北朝鮮はこの範囲に入らないよう無線で船舶に警告しているという。海上保安庁も付近を航行する船舶に注意を呼び掛けている。

 韓国の聯合(Yonhap)ニュースは2日、北朝鮮が韓国・ソウル(Seoul)の北東100キロの距離にある安辺(Anbyon)郡のミサイル基地で少なくとも3基の中距離ミサイルの発射準備を行っていると報じた。これによると、同基地で移動式ミサイル発射装置を搭載した複数の車両が確認されているという。

 海上保安庁は5月にも同様の警告を傍受したが、その数日後に北朝鮮は2度目の核実験と短距離ミサイルの発射実験を行った。(c)AFP