【5月30日 AFP】ロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官は30日、シンガポールで行われたアジア安全保障会議で、米国は北朝鮮の核保有を容認せず、アジアの同盟国を防衛する方針をあらためて強調した。

 ゲーツ国防長官は、「米国の政策の最終目標は朝鮮半島の非核化であることに変わりはなく、北朝鮮を核保有国として認めることはない。北朝鮮の核開発計画とその行動は地域の平和と安定に脅威を与えている。米国はアジアの同盟国を防衛する方針を再確認する」と述べた。

 北朝鮮は25日に2度目の核実験を行った後、数度にわたり短距離ミサイルを発射した。さらに新たな長距離ミサイル発射を準備している兆候があるとされている。

 韓国を軍事攻撃する可能性もあると警告している北朝鮮は、国連(UN)の新たな対北朝鮮制裁が実施されれば対応する姿勢を示している。(c)AFP