【5月25日 AFP】(写真追加)イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相とベロニカ・ラリオ(Veronica Lario)夫人の離婚問題に関する、一連の報道の渦中にいる10代の少女、ノエミ・レティツィア(Noemi Letizia)さん(18)の元交際相手が24日、ベルルスコーニ首相からレティツィアさんに声がかかったと語った。

 ベルルスコーニ首相は4月にレティツィアさんの誕生パーティーに出席し、これがベロニカ夫人が離婚を切り出すきっかけとなったが、同国の左派系レプブリカ(Repubblica)紙が掲載した元交際相手のジーノ・フラミニーオ(Gino Flaminio)さん(22)の話によると、首相はこの誕生パーティー以前に、レティツィアさんを知っていたという。きっかけは、民放テレビ幹部が置き忘れたモデル志望のレティツィアさんの写真を、ベルルスコーニ首相が偶然目にしたことだった。

 フラミニーオさんは「ベルルスコーニ首相から、秘書官などを通さずに直接電話がきたと、彼女は言っていた。ベルルスコーニ首相は『写真を見て、天使のような顔と純粋さにくらくらきた』と言ったんだそうだ」と、レティツィアさんから聞いた話を明かした。

 フラミニーオさんによると、ベルルスコーニ首相はレティツィアさんに対し、学校生活や将来の希望をたずねるなど「父親のような接し方」をしていたが、「だんだん僕が喜べない状況になっていった」。

 結果、フラミニーオさんは1月にレティツィアさんとの15か月の交際にピリオドを打ったが、その引き金は、レティツィアさんがサルデーニャ(Sardinia)州にあるベルルスコーニ首相の別荘を訪れたことだったという。(c)AFP