【4月28日 AFP】スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督のヒット映画『インディ・ジョーンズ(Indiana Jones)』の最新作について、中曽根弘文(Hirofumi Nakasone)外相が27日、「核兵器の認識が甘い」と苦言を呈していたことが明らかになった。

 中曽根外相は核兵器に反対する講演で、昨年のヒット映画のシーンとして、主人公が核実験の爆風から身を守ろうと冷蔵庫に隠れるシーンに驚いたと発言。核兵器の爆発はすべてを一瞬にして破壊すると指摘し、このような甘い認識が広まることに「不安を感じた」と述べた。

 中曽根外相は、講演の場では話題にした映画の題名を語らなかったが、外務省は28日、昨年公開された『インディ・ジョーンズ』シリーズの4作目『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull)』だったことを認めた。(c)AFP