【4月19日 AFP】米国務省のロバート・ウッド(Robert Wood)報道官代理は18日、駐ベネズエラ大使の復帰に向けた作業を進めるとの声明を発表した。

 ベネズエラは前年9月、米国の駐ベネズエラ大使を国外退去処分にし、米国も同様の措置をとっていた。

 ウッド報道官によると、ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は、トリニダード・トバゴの首都ポートオブスペイン(Port of Spain)で開催された米州首脳会議の席上、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官に接触し両国の大使を復帰させることについて話し合ったという。

 ウッド報道官代理は、「これは米国の国益に資するポジティブな動きで、国務省はこの共通の目標に向けて作業する」と述べた。

 これに先立ちチャベス大統領は同日、ロイ・チャンデルトン(Roy Chaderton)米州機構(Organization of American StatesOAS)大使の駐米大使起用を検討しており、米国の承認を待っている状態だと述べた。(c)AFP