【4月15日 AFP】フランスのジャンマリー・ボッケル(Jean-Marie Bockel)国防担当相は14日、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で同日始まった南米最大の航空・防衛見本市Latin America Aerospace & Defence FairLAAD)を訪れ、戦闘機調達を計画しているブラジル空軍がフランス製戦闘機ラファール(Rafale)を選定するよう働きかけた。

 報道によると、ブラジルは軍近代化の一環として戦闘機36機を22億ドル(約2200億円)で調達する計画を立てており、長期的には調達機数は最大120機に増える可能性もある。

 前年10月の第一段階の選定で、候補はラファール、スウェーデンのサーブ(Saab)のグリペンJAS-39A(Gripen JAS-39A)、米ボーイング(Boeing)のF/A-18 E/Fスーパーホーネット(F/A-18 E/F Super Hornet)の3機種に絞り込まれている。各メーカーは6月に最終提案を行うことになっている。

 ブラジル政府は8月下旬にも選定機種を発表する予定だが、関係筋は選定にはメーカーからの技術移転の程度が大きく影響するとの見方を示している。(c)AFP