【4月10日 AFP】日本政府は10日、北朝鮮のロケット打ち上げを受けて日本独自の制裁を追加する方針を決定した。北朝鮮への資金の流れに対する監視を強化するほか、経済制裁措置を1年延長し、北朝鮮からの全品目の輸入、北朝鮮籍船舶の入港禁止や北朝鮮国民の日本入国を禁止する。

 一方、先に提案された北朝鮮への輸出全面禁止措置は見送られた。これらの追加制裁措置は10日の閣議で決定され、河村建夫(Takeo Kawamura)内閣官房長官が同日午前の記者会見で発表した。

 北朝鮮は5日、宇宙の平和利用目的として日本上空を通過する長距離ロケットを打ち上げた。河村官房長官は、10日の会見で日本政府がこの飛翔体をミサイルとみなしていることを強調した。この見方は、大陸間弾道ミサイルのテストであることは明白だとする米政府、韓国政府の見解と一致している。(c)AFP