【4月9日 AFP】北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty OrganisationNATO)は8日、北朝鮮によるロケットの打ち上げを長距離弾道ミサイルの開発に向けた動きだとして非難し、開発計画を断念するよう強く求めた。

 NATO加盟各国の大使たちはベルギー・ブリュッセル(Brussels)のNATO本部で会合を行った後声明を発表し、「北朝鮮による無責任で挑発的な行為は、近隣地域、ひいては国際社会に深刻な脅威を与える」と述べ、「北朝鮮にすべての弾道ミサイル開発プログラムの中止、関連する国連安保理決議の完全な履行、核兵器開発計画の完全で検証可能かつ不可逆的な放棄を強く求める」とした。

 米国とその同盟国は北朝鮮の打ち上げに対し国連が強い対応をとることを求めているが、安保理での協議は難航している。(c)AFP