タクシン元首相派、閣議避難先のホテルも包囲 タイ
このニュースをシェア
【4月7日 AFP】発足後4か月になるタイのアピシット・ウェチャチワ(Abhisit Vejjajiva)政権が閣議を行ったリゾート地パタヤ(Pattaya)にあるホテルを7日、タクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相の支持者ら数百人が包囲し、アピシット首相ら閣僚がホテル内に数時間足止めされた。
パタヤでは10日から東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations、ASEAN)と日中韓の3カ国が参加するASEANプラス3首脳会議を控える中、タイ国内の緊張は高まっている。
この日、約400人がタクシン派団体であることを示す赤いシャツを着て、現政府の閣議が開かれていた厳戒警備下のホテルを取り囲んだ。首都バンコク(Bangkok)では首相府が2週間近くにわたり、新たな選挙を求めるタクシン派団体に包囲されているため、アピシット首相は閣議開催をパタヤに移したところだった。
タクシン派による政府への抗議行動は約3時間で解散し、アピシット首相はホテルを後にすることができたが、この1件でタクシン支持派と現政権との長期にわたる対立の溝はさらに深まった。
ASEANプラス3首脳会議は当初12月に開催される予定だったが、タイ国内の政治的混乱のため今週に延期された。タイ外務省のASEAN担当官は、今回は予定通りに行われると強調している。(c)AFP
パタヤでは10日から東南アジア諸国連合(Association of Southeast Asian Nations、ASEAN)と日中韓の3カ国が参加するASEANプラス3首脳会議を控える中、タイ国内の緊張は高まっている。
この日、約400人がタクシン派団体であることを示す赤いシャツを着て、現政府の閣議が開かれていた厳戒警備下のホテルを取り囲んだ。首都バンコク(Bangkok)では首相府が2週間近くにわたり、新たな選挙を求めるタクシン派団体に包囲されているため、アピシット首相は閣議開催をパタヤに移したところだった。
タクシン派による政府への抗議行動は約3時間で解散し、アピシット首相はホテルを後にすることができたが、この1件でタクシン支持派と現政権との長期にわたる対立の溝はさらに深まった。
ASEANプラス3首脳会議は当初12月に開催される予定だったが、タイ国内の政治的混乱のため今週に延期された。タイ外務省のASEAN担当官は、今回は予定通りに行われると強調している。(c)AFP