【4月3日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は3日、北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議に出席するためフランス東部ストラスブール(Strasbourg)に到着した。オバマ大統領就任後初のヨーロッパ歴訪で、フランスは英国に続く訪問国となる。

 NATO創設60周年を記念し、欧州を中心とする28の加盟国首脳が集う会議では、NATO主導の駐留軍と反政府勢力との戦いが続くアフガニスタン問題や、21世紀のNATOの新世界戦略などが話し合われる。

 オバマ大統領も、新政権が推進するアフガニスタン新政策への支持を要請するとみられる。

 首脳会議に先立ち、オバマ大統領とミシェル(Michelle Obama)夫人は、ロアン城(Rohan Palace)で、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領夫妻の歓迎を受けた。

 ミシェル夫人と、サルコジ夫人で元イタリア人モデルの歌手カーラ・ブルーニ(Carla Bruni-Sarkozy)さんとの初顔合わせとあって、現場のカメラマンを熱狂させた。

 この後、オバマ大統領とアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相との会談も予定されている。

 ストラスブールでは前日、NATOへの抗議デモ隊と機動隊が衝突し、300人が身柄を拘束される事態に発展したことから、1万人を動員した厳重な警戒態勢が敷かれている。(c)AFP/Dave Clark