【4月1日 AFP】イスラエル国会は3月31日、右派リクード(Likud)のベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)党首(59)率いる連立政権の発足の是非を問う信任投票を行い、賛成多数で承認した。これに伴い、ネタニヤフ党首の首相就任宣誓式が同日行われた。

 連立政権には、極右政党「わが家イスラエル(Yisrael Beitenu)」、ユダヤ教超正統派の宗教政党シャス(Shas)、中道左派の労働党(Labour party)などが参加。賛成69票、反対45票で承認された。ネタニヤフ新首相は就任演説で、パレスチナ和平を推進していくと宣言したが、極右勢力で占められた新政権が交渉に消極的になる可能性を、国際社会は懸念している。 

 なお、この日就任した閣僚は29人で、閣僚の人数としてはイスラエル建国以来最多となる。(c)AFP/Patrick Moser