オバマ米大統領、対アフガニスタン新戦略を発表
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【3月28日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は27日、アフガニスタン政策の包括的な新戦略を発表した。オバマ大統領は、アフガニスタン戦争は「急速に危険度が増している」との認識を示すとともに、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)は核保有国のパキスタンをむしばむ「がん」だと語った。
オバマ大統領は、アルカイダが米国への新たな攻撃を計画しているとし、パキスタンをその拠点としていると指摘した上で、アルカイダを「阻止、解体、打倒する」と強調した。
また、アフガニスタンに米兵4000人を増派することや、パキスタンへの支援を今後5年間で75億ドル(約7300億円)まで拡大することを発表するとともに、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)穏健派との対話や、米国がアフガニスタンへの文民の派遣を先導することなども明らかにした。
オバマ大統領は、アルカイダ鎮圧を目指し、米国と長年敵対してきたイランも含む新たな連絡グループを創設することも提案した。それによると、この連絡グループには国連(UN)や北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization、NATO)加盟国、そのほかの同盟国に加え、中央アジア諸国や湾岸諸国、イラン、ロシア、インド、中国が含まれる必要があるという。
米国とイランは、約30年にわたって外交関係が断絶している。だが、オバマ大統領は、今月初めにイラン暦の新年を記念して発表したメッセージの中で、両国間のこれまでのさまざまな相違点の解消と「誠実な」関係の構築を呼び掛けている。(c)AFP
オバマ大統領は、アルカイダが米国への新たな攻撃を計画しているとし、パキスタンをその拠点としていると指摘した上で、アルカイダを「阻止、解体、打倒する」と強調した。
また、アフガニスタンに米兵4000人を増派することや、パキスタンへの支援を今後5年間で75億ドル(約7300億円)まで拡大することを発表するとともに、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)穏健派との対話や、米国がアフガニスタンへの文民の派遣を先導することなども明らかにした。
オバマ大統領は、アルカイダ鎮圧を目指し、米国と長年敵対してきたイランも含む新たな連絡グループを創設することも提案した。それによると、この連絡グループには国連(UN)や北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization、NATO)加盟国、そのほかの同盟国に加え、中央アジア諸国や湾岸諸国、イラン、ロシア、インド、中国が含まれる必要があるという。
米国とイランは、約30年にわたって外交関係が断絶している。だが、オバマ大統領は、今月初めにイラン暦の新年を記念して発表したメッセージの中で、両国間のこれまでのさまざまな相違点の解消と「誠実な」関係の構築を呼び掛けている。(c)AFP